あれから10年
せっかくというのもあれですが、東日本大震災から10年立ったのでその時のことを書こうかと思います。
2011年3月11日は私が群馬県の会社に就職し社会人になって1年目でした。
その日はボランティアで選挙カーの運転をしていました。
ひたすら同じ声の流れている車に乗りグルグルと選挙地域を走っていました。
起きたときは「風が強いな~。軽自動車はこんなに風にあおられるのか」とアホみたいに思ったのを覚えています。
そしてそのあとも音声をバンバンだしながら選挙カーを運転し、踏切をわたる時に遮断されていたので車を止め電車が通るのを待っていました。
しかし、5分10分立ってもなかなか通りすぎず長いなと思ったのと同時に民家も近くにあるの選挙宣伝に言いなと思っていました。
そのあとも少し待っていると、おじさんが窓をコンコンと叩き、私も窓を開けると「こんなときなんだから音声止めた方がいいよ」と少し強めに言われました。
こんかとき?踏切あがらないのがそんな大変なことなの?と思ったのを覚えています。
でも ふと
世の中でなにか起こったのかな?と思い車のラジオをつけました。
そしたら地震のニュースがやっていて、携帯でもニュースをみると津波のこともやったいて。
とんでもないことが起きたとそこで始めて知りました。
その当時は携帯に地震の通知がこなかったので、自分から情報を得に行かなければ分からなかったのです。
そこからは選挙カーの音源もoffにして事務所に戻りました。
その後はガソリンがなかったり、計画停電があったりくらいの影響はありましたが被害があったとかはなく無事に過ごしてくることが出来ました。
ニュースをみているとまだ見つかってない方々もいると。
10年の月日は人々からあの日の出来事を少し風化させてしまっているかもしれません。
しかし今だに遺族が見つからない方々にとっては、10年の月日がより悲しみと後悔を大きくさせているかもしれません。
自分達に出来ることはないかもしれませんが、何らかの形であの日の出来事を伝えていくことが大切だと私は思います。
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